最後の、シベリア抑留者が眠る地に手を合わせる雪のシーンはグッと来ました。
途中から見はじめたので最初の方の話はよく分からないのですが、出演している俳優陣の豪華さ、山崎豊子原作の重みのある内容に引き込まれ、つい毎週見てしまいました。
私が子供の頃は、戦争を経験した世代の先生方が何人もいて、よくその時代の話を聞いたものです。
小学校の先生からは満州から引き揚げて来る時の食糧が乏しかった話や、中学時代の国語の先生は、まさにドラマの主人公が体験したシベリアのお話をしてくれました。
放課後に先生を囲んで戦争の様子を写した報道写真を見たりもしました。
黒焦げで亡くなった方の写真は今でも恐ろしくて忘れられません。
映画も、
読者感想文の課題図書も、合唱コンクールの課題曲も、
戦争があったことを忘れないようなテーマが必ず設けられていました。
このように子供時代に数々の体験談を聞いたお陰で、私は戦争は絶対嫌だという思いをDNAレベルで持っているように思います。
今子供達はどうですか?
不毛地帯はフィクションですが、実際はもっともっと悲惨な状況だったことでしょう。
ドラマの中の出来事だと思わずに、無関心にならずに心に留めておかなくては、と改めて思いました。
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